お知らせ
2026.03.21
「心療内科の初診」って何をするの?受診前の不安を少しでも軽くするために

心療内科や精神科を受診するのは、誰にとっても勇気がいるものです。
「予約の電話を入れるだけでも、手が震えるほど緊張した」
「クリニックのドアを開けるまで、何度も前を行ったり来たりしてしまった」
という方は決して珍しくありません。
「どんなことを聞かれるんだろう」
「うまく自分の症状を話せる自信がない」
「怒られたり、無理に薬を飲まされたりしないかな」
予約の日が近づくにつれて、そんな不安がどんどん大きくなっている方も多いのではないでしょうか。未知の場所に行くのですから、不安になって当然です。
当院、南行徳メンタルクリニックには、地元である南行徳をはじめ、近隣の市川市、浦安市、船橋市、そして川を挟んだ東京都江戸川区などから、20代の学生さんから70代のご年配の方まで、幅広い世代の方が来院されます。働き盛りのビジネスパーソン、子育てに奮闘中の方、介護でお疲れの方など、背景は様々です。
皆さん、初診の日は緊張した面持ちで診察室に入られますが、お帰りになる頃には「もっと早く来ればよかった」「何をされるか分からなくて怖かったけど、話を聞いてもらえてホッとした」と、表情を和らげる方がほとんどです。
この記事では、心療内科の初診で「当日に何をするのか」「どんな流れで進むのか」について、実際のクリニックの様子を交えながら具体的にお話しします。少しでもあなたの不安が和らぎ、安心して当日を迎えられますように。
準備編:初診当日の持ち物と、あると便利なもの
まずは、当日に必要な持ち物を確認しておきましょう。これだけ準備しておけば、手続きで慌てることはありません。
- マイナンバーカード(保険資格証): 必ずお持ちください。
- お薬手帳(現在飲んでいるお薬がある方): 内科や眼科など、他科のお薬でも飲み合わせを確認するために重要です。
- 紹介状(診療情報提供書): 他の医療機関からの転院や、内科医等から勧められた場合。※なくても受診は可能です。
- 自立支援医療受給者証: すでにお持ちの方のみ。
【あると非常に助かるもの:簡単なメモ】
「いざ医師を目の前にすると、頭が真っ白になってしまいそう」という方は、事前に自分の症状や悩みを箇条書きにした簡単なメモをご持参いただくのが大変おすすめです。
- いつ頃から体調が悪いか(例:1ヶ月前から)
- どんな症状で困っているか(例:夜中に目が覚める、食欲がない、仕事中に涙が出る)
- きっかけと思われる出来事(例:部署異動、家族のトラブルなど)
これらを紙のメモに書いたり、スマートフォンのメモ画面に入力しておき、診察時に「うまく話せないので、これを読んでください」と見せていただくだけで十分です。
心療内科・初診の具体的な流れ(当日のステップ)
クリニックに到着してから、お帰りになるまでの一般的なステップをご紹介します。初診の場合は、受付からお会計までおおよそ1時間〜1時間半程度を見込んでおくと安心です。
1. 受付と問診票の記入
クリニックのドアを開けたら、受付で保険証を提示し、「初診で予約した〇〇です」とお伝えください。スタッフが問診票をお渡しします。
待合室の椅子に座り、現在の症状や困っていること、これまでの病歴などを記入していただきます。内容は「いつから眠れないか」「食欲はあるか」「仕事や家庭のストレスはあるか」といった項目へのチェックや、簡単な記述です。 もし、書きたくないことや、文字にするのが辛い項目があれば、空欄のままで構いません。「すべて完璧に埋めなければならない」というプレッシャーは捨ててください。
2. 診察室での対話(ここが一番のメインです)
順番が呼ばれたら、診察室へお入りいただきます。 内科のように、いきなり聴診器を当てられたり、ベッドに寝かされたりすることはありません。医師と向かい合って(あるいは少し斜めの角度で座って)、お話しを伺うのが心療内科の診察の基本です。
初診での診察時間は、おおむね30分程度です。医師からは、問診票をもとに以下のようなことを質問していきます。
- 「今日はどのようなことでお困りですか?一番つらい症状は何ですか?」
- 「その症状は、いつ頃から始まりましたか?」
- 「夜は眠れていますか?(寝つき、夜中の目覚め、早朝の目覚めなど)」
- 「ご飯はおいしく食べられていますか?体重の増減はありますか?」
- 「お仕事やご家庭で、何か大きな変化やストレスを感じる出来事はありましたか?」
精神科医が「睡眠」と「食欲」について必ず聞くのには理由があります。心(脳)の疲労は、ダイレクトに睡眠と食欲に現れるからです。これらは病気のサインを見逃さないための重要なバロメーターになります。
「話がまとまっていなくて申し訳ない」と焦る必要は全くありません。私たちは「患者さんがうまく話せない状態にあること」を含めて診察しています。質問を通じて少しずつお話を整理していきますので、ポツリポツリと、思いつくままに話していただいて大丈夫です。
3. 見立て(診断)と治療方針の相談
お話をじっくり伺った上で、現在の心と体の状態について、医師からの見立てをお伝えします。
ここで一つ知っておいていただきたいのは、精神科や心療内科では「初診の1回だけで、明確な病名を確定させないことが多い」ということです。血液検査で数値が出るものとは違い、心の病気はグラデーションのようになっています。「適応障害の疑い」「うつ状態」として、まずは休養を取りながら経過を見ることも多々あります。 精神疾患の一般的な情報や治療法については、厚生労働省が提供している「みんなのメンタルヘルス総合サイト」でも詳しく解説されていますので、後で目を通してみるのも良いでしょう。
診断をお伝えした後は、患者さんと一緒に治療の方向性を決めていきます。
- お薬の処方: 眠れない、不安が強いといった症状で日常生活に支障が出ている場合、症状を和らげるためのお薬を提案します。お薬の効果や副作用、依存性への不安などがあれば、丁寧に説明します。どうしても薬に抵抗がある場合は遠慮なくおっしゃってください。漢方薬を試したり、環境調整のみで様子を見たりすることもあります。
- 休養の提案(診断書の作成): お仕事や学校の環境が大きなストレスとなっており、まずは休むことが最優先だと判断した場合、休職・休学のための診断書を作成します。初診当日に即日発行することが可能です。「休むべきか悩んでいる」というご相談も歓迎します。
4. お会計・次回予約・お薬の受け取り
診察が終わりましたら待合室でお待ちいただき、お名前が呼ばれたらお会計となります。 お薬が出た場合は処方箋をお渡ししますので、お近くの調剤薬局(クリニックの近くにもございます)でお薬を受け取っていただきます。
心療内科の治療は、お薬の効き目や副作用の有無、体調の変化を確認しながら少しずつ進めていくため、最初は1〜2週間後に再診をお願いすることが一般的です。お会計の際に、次回のご予約をお取りください。

初診に関する「よくあるご不安・疑問」
Q. 診察中に泣いてしまって、うまく話せなくなったらどうしよう?
A. 泣いてしまっても全く問題ありません。心療内科の診察室は、あなたがこれ以上我慢しなくていい、鎧を脱いでいい場所です。ティッシュも手の届く場所にご用意しています。涙が落ち着くまでゆっくり待ちますし、泣くこと自体が、張り詰めていた心の緊張を解きほぐす第一歩になります。どうぞ、そのままのあなたでお越しください。
Q. 会社や家族に、受診したことがバレてしまいませんか?
A. 医療機関には厳格な守秘義務があります。ご本人の同意なしに、クリニックからご家族や職場へ受診の事実や内容をお伝えすることは絶対にありません。企業から「うちの社員がそちらに通っていませんか?」と問い合わせがあっても、お答えすることはありません。 ※健康保険組合からの医療費通知(ハガキやWEB)には「南行徳メンタルクリニックを受診した」という履歴は残りますが、具体的な病名や相談内容が記載されることはありませんのでご安心ください。
Q. 精神科の薬は「一度飲むとやめられなくなる」と聞いて怖いです。
A. 昔の精神科のイメージや、インターネット上の不正確な情報から、そうした強い不安を持たれる方は少なくありません。しかし現在の医療では、「必要最小限のお薬で治療を進め、良くなったら少しずつ減らしていく」ことが大原則です。勝手に大量の薬を処方したり、無理やり飲ませたりするようなことはありません。「できるだけ薬に頼りたくない」というご希望があれば、最初の診察で必ず教えてください。
Q. どんな服装で行けばいいですか?
A. 普段着で全く構いません。スーツでお仕事帰りに寄られる方もいれば、リラックスしたスウェットやパーカーで来られる方もいます。ご自身が一番楽な服装でお越しください。
最後に:まずは「助けを求めること」が一番の治療です
心が疲れ切って限界に達している時、新しい場所に行ったり、初対面の人(医師)に自分の状況を説明したりするのは、本当にエネルギーのいることです。この記事を読むのさえ、少し疲れてしまったかもしれませんね。
「こんなことで病院に行ってもいいのかな」「気の持ちようかもしれないし、私の甘えかもしれない…」と、受診をためらってしまうお気持ちも痛いほどよくわかります。 しかし、眠れない日々が続いたり、理由もなく涙が出たり、これまで楽しめていた趣味が全く楽しめなくなっているなら、それはあなたの心が「もう一人で頑張るのは限界だよ、休ませてほしい」とSOSを出している明確なサインです。決して甘えではありません。
一人で抱え込まず、まずはその重い荷物を少しだけ私たちに預けてみませんか。 南行徳メンタルクリニックでは、あなたがご自身のペースで少しずつ元気を取り戻していけるよう、専門的な知識と温かいサポートで伴走させていただきます。
当日の流れが分かって少しでも安心できたなら、ご自身のタイミングで構いません。いつでもご相談にいらしてください。スタッフ一同、お待ちしております。
予約はお電話またはWEBで承ってますので、こちらからお願いします 初診専用番号:080-9982-7252 WEB予約はこちらから
著者
南行徳メンタルクリニック院長 川向 哲也
経歴
- 神奈川県立相模原高校卒業
- 慶応義塾大学理工学部
- 島根大学医学部卒業
- 島根大学精神医学講座(助教 医局長)
- 石東病院(島根県大田市)(診療部長)
- 相模ヶ丘病院(神奈川県相模原市)(副院長)
- 秋元病院(千葉県鎌ヶ谷市)(院長)
- 2021年4月 南行徳メンタルクリニック開設
- 千葉県精神保健福祉センター非常勤医師(措置診察担当)
資格・所属学会
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医
本記事は、医療機関の経営支援・Web戦略支援を専門とする 「株式会社C&D Hub」の取材・編集協力のもと作成しています。 https://cdhub.co.jp/
2026.03.21
HPリニューアルのお知らせ
日頃より当院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。 本日、ホームページのリニューアルを行いましたのでお知らせいたします。
構成やデザインを全面的に刷新し、スマートフォンからも快適にご覧いただけるようになりました。
今後とも、南行徳メンタルクリニックをよろしくお願いいたします。
2026.02.02
オンライン予約開始のご案内
南行徳メンタルクリニックでは、
このたび オンライン予約 を開始いたしました。
スマートフォンやパソコンから、
診察のご予約を24時間いつでも行っていただけます。
待ち時間の短縮や、通院計画の立てやすさ向上のため、
ぜひオンライン予約をご活用ください。
▼オンライン予約はこちら
https://patient.digikar-smart.jp/institutions/e2216eec-03a4-4fec-9f7e-0830dd1238e7/reserve
※従来どおり、お電話でのご予約・お問い合わせも可能です。
ご不明な点がございましたら、お気軽に当クリニックまでご連絡ください。
今後とも南行徳メンタルクリニックをよろしくお願いいたします。
2025.11.29
年末年始の休診のお知らせ
年末年始は、以下の日程で休診とさせていただきます。
あらかじめ、ご了承ください。
令和7年12月28日(日)~令和8年1月5日(月)
※1月6日から通常通り診療致します。
2025.10.02
秋季休診のお知らせ
当クリニックでは下記の通り秋季休業させていただきます。
2025年10月29日(水)~ 2025年11月3日(月)
お電話等のお問い合わせは11月4日(火)以降の対応になりますこと、あらかじめご了承くださいませ。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
2025.09.18
9/25-10/2 初診受付は終了しました
初診枠につきまして満席となりました。
ひきつづき初診案内はおこなってります。
お気軽にお問い合わせください。
2025.09.16
初診枠空き状況のお知らせ
当院は完全予約制となっております。
下記日付に少数ではございますが空きがございます。
季節の変わり目は体調が崩しやすくなります。
メンタルの不調等がございましたらお気軽にご連絡ください。
9/25 3枠
9/26 3枠
9/27 1枠
10/2 2枠
2025.08.30
8/26-8/30 初診受付は終了しました
以前ご紹介しておりました初診枠につきまして
満席となりました。
ひきつづき初診案内はおこなってります。
お気軽にお問い合わせください。
2025.08.26
8/26-8/30 初診予約枠を追加
8/26(火曜) 2枠
8/28(木曜) 5枠
8/29(金曜) 4枠
8/30(土曜) 3枠
予約枠を追加させていただいております。
お電話にて随時ご予約を承っております。
お気軽にお問い合わせください。
※ 9/2~9/6は初診枠は埋まっておりますご注意ください。
2025.06.21
夏季休診のお知らせ
当クリニックでは下記の通り夏季休業させていただきます。
2025年7月27日(日)~ 2025年8月4日(月)
お電話等のお問い合わせは8月5日(火)以降の対応になりますこと、あらかじめご了承くださいませ。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。